2008年 11月 14日 ( 1 )


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 私の生まれ育った家は、海の近くの小さな寺でした。

 私は、3才年上の兄との二人兄妹でした。

 私の兄は、かなりの やんちゃ坊主で、母はいつもハラハラドキドキの毎日だったそうです。

 私が、3才か4才の頃のことです。 その兄が 「兄ちゃんに ついて来い。」 と私を誘いました。

 私は、言われるままに兄の後を追いかけました・・・・

 離れの2階の窓から小屋根に降り、小屋根伝いに危なっかしい足取りでどんどん屋根を登ってゆきました。

 着いた所は、なんと本堂の屋根の一番頂上でした。

 私は、膝までの浴衣を着ていました。 たぶん季節は夏だったのでしょう。

 私と兄は、本堂の屋根の頂上の所にまたがって、何かしらの達成感と 

 今まで見た事もないすばらしい景色に興奮していました。

 そして 海からの心地良い潮風で、私の髪の毛が揺れていたのを覚えています。

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                         (後ろに見えているのが、本堂の屋根です)   
 

すると、しばらくすると、下界の方が騒がしくなりました。

振り返って下を見ると、大勢の近所の人たちの人だかりが出来、私たちを指さして 何か騒いでいます。

そして一人のおばちゃんが、「奥さ~ん、奥さ~ん…お寺の奥さ~ん!」           

と、叫びながら 私の家の玄関に飛び込んで行きました

母と祖母が家から飛び出して来て本堂の屋根を見上げ、私たち兄妹の姿を見て 腰を抜かしました。

とっさに叱られると思いました。でもいつもは恐い祖母が 猫なで声で

「いい子だから、ゆっくりでいいから降りておいで・・・」

いやに優しい口調で、私たちに降りてくるように指示しました。

いきなり叱って落ちてはいけないという心配の方が 大きかったのでしょう

             
そのあと、兄はこっぴどく叱られていましたが、不思議と私は叱られませんでした(笑)



今だから言いますが、この兄とは、本堂の賽銭(さいせん)泥棒もしたこともあります <(_ _)>

きっと阿弥陀様は、幼い私たち兄妹のいたずらを、苦笑いしながら眺めていたことでしょう ( *´艸`)クスクス
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by ryutarou-de-mama | 2008-11-14 00:00 | 想い出

キューバ生まれの龍太郎です、よろしくね!

by ジャガー姉さん