<動画追加しました>

8月17日は愛犬龍太郎の11歳のお誕生日でした
私の古いブロ友さん達はご存知かと思いますが、龍太郎はキューバ生まれです
パパさんの仕事の都合で私たち家族4人は2001年4月から3年間キューバで暮らしました
今回は11年前にさかのぼって、少しキューバの想い出話をしたいと思います
生活環境がガラッと変わり、言葉のわからないスペイン語圏での生活はとても大変でした
特に、当時高校1年生の長男と小学校6年生の次男は、外国人ばかりのインターナショナルスクールに転校し、
それはそれは過酷な日々を送ることとなります
キューバで唯一のインターナショナルスクールは世界各国33ヶ国の子どもが集まり
主に外交官の子どもたちが多く通う学校でした
授業はスペイン語ではなくて英語でしたが、中学英語程度の知識の長男と
ABCがわかる程度の次男にとってはチンプンカンプンの授業だったようです
長男は唯一英語力のいらない数学だけはテストでも良い成績だったので
クラスメイトからは一目置かれていたようですが、後の授業は全くわからなかったと言います
次男はESLという英語を母国語としない生徒ばかりを集めた 特別クラスで簡単な英語の勉強から習ったようです
やがて3か月で友達が言ってることがわかるようになり、 半年で少ししゃべれるようになり、
授業が分かるようになるまでは1年かかったと言ってました
それまでは、ボ~と椅子に座ってるだけの毎日だったそうです

そんな息子たちはストレスで家では兄弟ケンカばかりしていました
きっと、兄弟同士でしか うっぷんを晴らす相手がいなかったのでしょう
そんな時に、私たち家族は龍太郎と出会いました
生まれて、48日目の龍太郎は まだお母さんのお乳を飲んでいました


白のオスが欲しかったので それに当てはまる2匹を借りて動物病院へ連れてゆきました
2匹とも健康に問題ないのがわかったのですが、さてどちらを選ぶかで悩みました
一緒について行ってくれた運転手のダルビスは 龍太郎ではない方の子犬が大きくて強そうだから良いといいました
でも、私は小さい方の色白の龍太郎に決めました
と言うのも、2匹を抱っこしているときに 龍太郎が私の腕をペロッと舐めたのがとても可愛かったのです
そして、即この写真の飼い主さんに、350ドルを支払い、龍太郎を連れて帰りました
この飼い主さんは、多分ヤミで外国人相手に商売しているのでしょう
キューバは平均月収が10~20ドルの国ですから ぼろ儲けだったと思います

龍太郎を連れて帰る途中に 飼い主さんから聞いた 龍太郎のお父さんだと言う犬に会いに行きました
龍太郎はお父さんだということがわかったのかな? 親犬は やはり今の龍太郎によく似ています
これが最初で最後の親子ご対面でした

龍太郎は すっかり我が家のアイドルになりました
息子たちは学校から帰ると 龍太郎とずっと遊んでいました
心が癒されたんでしょう・・・息子たちの顔に笑顔が戻り、兄弟ケンカをすることもなくなりました








この年の冬は龍太郎を獣医さんに預けて 1ヶ月間日本に一時帰国しました
キューバに帰ってくると、龍太郎はすっかり大きくなっていました
初めて海に連れてゆき、初泳ぎをさせたのもこの頃です
初めての海に、なんの躊躇もなしに飛び込んで行き上手に泳ぎました

1月はキューバでは冬の季節になります
日本の10月くらいの気候でしょうか?海に入るには少し肌寒い季節でした

海から帰った龍太郎は、塩辛い海水を飲んで喉が渇いたのでしょう
お腹がパンパンになるまで、お水を飲み、次の日のウンチには砂がいっぱい交じっていました(笑)

普段、龍太郎は庭で放し飼いにしていました

この日は 綱を付けて息子たちと初めて通りに散歩に出かけました

パパさんと近くの広場で かけっこしたのも良い思い出です
日本じゃ こんな風に走り回れるところがないものね・・・
こうして振り返ると 涙が出そうになります
遠くキューバから飛行機に乗って日本に連れてこられて・・・・
龍太郎はこんな異国の地に来て幸せだったのでしょうか?・・・・

龍ちゃんもすっかりおじいさんになってしまいましたが
私たち家族に笑顔を運んでくれた龍ちゃんは 今でも我が家のアイドルです
ずっとずっと長生きして、私たち家族を見守っていてね・・・・
そして・・・
お誕生日おめでとう・・・・
ビデオ画像から編集していますので画像が悪くてすみません。また、写真、動画が重くてブログが開きにくかったらごめんなさい